カナダでもレコードの人気が徐々に高まっているそうです
(出典:CBC NEWS - Vinyl records make comeback with younger music fans)
カナダのサイトでレコードの記事を見かけましたのでご紹介を。
"Nick Cobham quit smoking seven years ago and began spending his extra cash on records."
「ニック・コバーンさんは7年前から禁煙を始め、余裕の出たお小遣いでレコードを買い始めた」
だそうで、間違いなく健康には良さげな話で始まっております。
"Buying records is not only becoming more common, it's become somewhat of a trend."
より一般的になりつつあるだけでなくトレンドになっている、という感じで、それはここ日本国内で各種メディアで報じているのよりも少し進んでいるのかなと。
まぁ、レコードが昔のように筆頭メディアとして復権することは無いのでしょうし、国内ではそれ程大きなブームになっているとは思っておりませんが 、選択肢の一つとしてこうやってまたいろんな音楽愛好家に楽しんでもらえる時代がやって来たということは素直に喜ばしい事ですね。
弊店の立場としてはブーム自体にはほぼ関心は無く、右往左往せず「地道」の言葉通りに地に足をつけて道を一歩一歩、訥々と歩いて行くだけです。
そもそも弊店の開店当初に交流のあった海外のレコードディーラーさん達が当時からおしなべて
「若い奴らがレコードはクールだって言ってるぜ」
と言っていたので、ある一定のコアな音楽ファンの間では特に昔と状況はあんまり変わって無いんじゃないのかなぁ、と思っております。
ただ、音楽を全く聴かない層も存在するので、音楽ファン自体を増やすのには今のデジタル/アナログのミックス状況は良い感じになってきたのではないでしょうか。
デジタルダウンロードで音楽ファンの裾野を増やし、その中の一定の割合のコアな音楽ファンがレコードに流れてきてくれればいいだけなので、ダウンロードも安価で非常に気軽に楽しめるようになってきている昨今、10年後ぐらいが結構楽しみだったりします。
ただ、その時まで弊店が残っていればの話ですが・・・。