買主様からご感想をいただきました。(2016/11/2)、北海道、H様
本日、レコードを受領いたしました。
今回の2枚のレコードのうち、アバド指揮ボストン響によるドビュッシー、ラヴェルの管弦楽曲集は、2枚しかないこの組み合わせによる録音の1枚ですが、私が音楽之友社のレコード藝術誌を定期購読するようになった1971年当時(高校1年生でした)既に発売されており、広告にこのジャケットが掲載されていたのを覚えています。
先日のメールにも記しましたが、ドイツグラモフォンによるボストン響の録音はいずれも、音響効果が優れていることで有名なボストンシンフォニーホールのホールトーンがよくとらえられていて好きなのですが、このレコードの録音も素晴らしいものです(特にドビュッシーの夜想曲)。
私は大学生になったときにこのレコードを廉価盤で購入し、さらに就職してからCDも購入しましたが、CDではこのホールトーンがあまり感じられず、がっかりした思い出があります。
久しぶりにレコードで聴いてみましたが、弦楽器群のハーモニー、管楽器群や合唱の響きは素晴らしいの一言です。
また、CDではこのレコードのジャケットデザインと同じデザインで発売されたことは国内外とも一度もないので、その意味でもこのレコードを購入できたことは大変うれしく思っております。
それにつけても、この録音の時30代だったアバドが2年前に亡くなり、同世代のオザワも80歳を超え、時の流れの速さを感じる今日この頃です。
北海道、H様