2002年1月22日 北欧レコード買付日誌(スウェーデン編)② ~ ストックホルムのレコード屋を片っ端に襲撃
1月22日
曇り、風強し。
市内を案内してくれるS氏は10時にホテルまで来てくれる手筈になっているので、ゆっくりと起床。
時間が勿体無いので昼食は食べるつもりは無いし、兎にも角にも宿泊代の元を取らねばならないので、朝食をこれでもかと目一杯食べまくる。
時間を少し過ぎたところでホテルのロビーでS氏と落ち合う。
怪しい風貌に少々引く。
早速出発。
先ずは両替をし、カフェでコーヒーを飲みながら今日の打ち合わせをする。
店の数を回りたいので時間との戦いになる事が予想される。
予め当方の買いたいジャンル等を教えてあったので、S氏もちゃんと計画を立ててくれていたようだ。
感謝感謝。
当方のWant Listを見せたら「こんなの誰も買わないぞ」と笑ってた。
S氏が奢ってくれたコーヒーで戦意を高め、早速猟盤へ繰り出す。
先ずは1件目のレコード・エクスチェンジ。
ここは最近出来た新しい店らしく、CDの店舗とアナログ+中古CDの店舗とが分かれていたので、迷うこと無くアナログ店の方へ行く。新品なら日本で何でも手に入る。
まだ若干オープン前だったが開けてもらい早速お目当てのブツを探しまくる。
ここの店の品揃えが実に素晴らしく、ここだけでLPを中心に1時間程度の間にレア物ばかり60枚以上仕入れてしまった。
お値段8,000SKR也。これでも2,000SKR以上まけてもらったのだが....。
既に運びきれなくなってしまったのでホテルに一旦置きに戻る。
S氏は「まだ最初の店だぜ」と笑っておりました。
さて、再度出発。
2件目は値段が高いとのことでしたので、レア物狙いで数量は稼げず。
HIGHBLOWの2ndとPARADIZE(Janne氏の方)のEPを発見!すかさず購入。
ホクホク顔で次のお店へ。
次の店は安いとのお墨付きで行ったので鼻息も荒く襲撃する。
面白い7”シングルが大量に置いてあるのでアドレナリン全開の興奮状態で漁り続けていると店主も次から次へと「こんなんあるで」と出してくれるものだから、もう買うものが増えすぎて困ってしまう程だ。
最終的には筆者の身長程の長さもあろうかというレシートを渡される。
この店が終わる頃にはまたもや持ちきれなくなってしまっていたので、再度ホテルに置きに帰る。
次は値段が高いがレア物の宝庫で有名な店メロトローネンへ。
何時か某B!誌で伊藤政則氏が「壁一面に日本盤のレア盤が飾ってあって驚いた」と書いてあったが、間違いなくこの店のことだろう。
プログレ系で何枚か珍しいものが有ったので少量購入。
次へ。
次の店ではS氏も仕事の話があったみたいで、暫く時間を取られる。収穫はそれほど無し。
次の店は同じ駅の改札を出て暫く歩いてお洒落なカフェを曲がった所。
結構掘り出し物が有った。
次の店へ。
ここら辺になるとかなり体力も消耗してきて、集中力も無くなってきており、確かもう一軒ここらで回った筈だが、残念ながらどうしても思い出せません。
そして最後の店へ。
この店はスウェーデンでは珍しく19時まで開いているということもあってか、中々繁盛しておりました。
肝心の猟盤はというと、あまり良い物は発見出来ず、少量のみ入荷。
時間切れで猟盤も終了。
中央駅でS氏と打ち合わせをし、急遽明日彼の家へ行くことになる。
ホテルに戻る途中のバーガーキングで夕食を買い7イレブンでビールを1リットル買い込み部屋に戻る。
コンビニで売っているビールはアルコール度数が日本より低いみたいなので、呑んでも呑んでも腹が一杯になるだけで全然酔えない。
夕食を食べた後、フロントでダベって受付のお姉様と色々と談笑。
音楽聴くと言うから当方持参のWANT LISTを渡す。
リストを一瞥するも何コレ的な反応しか無かった。
その後H氏に電話し今日の戦果を報告。
HIGHBLOWの2ndを見つけたと伝えたら驚愕していた。
購入物、LP約115枚その他は量が多すぎて計測不能。
泥のように眠る。幸いにも今夜は幽霊の夢は見ず。
もうあの老女とはお会いしたくない。
名店メロトローネンです。値段が高かったのですが、いい店でした。
追記)上記では触れていないが、結構電車を乗り継ぎストックホルム市内を広範囲に移動してました。飯は食わないし、休憩時間も無しの強行軍で非常に疲れた覚えがあります。これらのお店も現在は殆ど閉店かネットオンリーになってしまっております。寂しい限りです。(2011/4/25)
・・・続く