マウリッツハイス美術館展 ~ 神戸市立博物館・真珠の耳飾りの少女
スタッフの河野です。
現在神戸で開催中の、マウリッツハイス美術館展に行ってきました。
お目当てはこちら。
「真珠の耳飾りの少女」です。
家から神戸は遠いので、行くのはどうしようかと迷っていたのですが、駅などでポスターを目にすると、やっぱり見とかなきゃーと思ってきました。
このマウリッツハイス美術館のあるオランダに、この先行く機会があるのかどうか分かりません。
ということで、まずは混雑に備えてコンビニで前売り券を買っておきました。
当日券より200円お得でした。
あと、私、結構面倒臭がりなところがあり、先にチケット買うぐらいしとかないと、行かないまま開催期間が終わってしまい後悔することになりそうだったので。
神戸には滅多に行くことがないので、電車で景色見るのも楽しみだったのに、行きの車内ではすごく眠くて、ところどころしか記憶が有りません。
良い天気でぽかぽかで気持ちよかったんでしょうか。
そして、三宮駅で降りて、神戸の街はきれいだなーと思いながら歩いて、神戸市立博物館に到着しました。
博物館の入り口横の看板です。
やはり券を購入する為に列ができていました。
前売り券買っといてよかったと思い中に入っていったのですが、入場制限がかかっており、中でも行列になっていました。
土曜日だから仕方ないかと思いながら、ホールで並んで待ちます。
そこに、こんな写真の撮影スペースが設けられていました。
額の中に入って肖像画っぽく写真が撮れます。並んでる人から見られるので、ちょっと恥ずかしい気がします。
20~30分並んで、ついに展示室へ入ることができました。
まず驚いたのが、展示されている絵が1600~1700年代の作品だということです。
昨日描きあげましたと言われても信じられるぐらいきれいな状態で、やはりどの絵も修復とかされているんでしょうか?そのへんはよく分かりません。
風景画、肖像画、歴史画、風俗画、静物画、等の様に分けて展示されていました。
絵の雰囲気は、一見ふんわりとしたソフトな感じですが、細かいところまで物凄く緻密に描写されているものが多かったです。
どの絵も物の質感が、実物を見ているかのように伝わってきます。とくに静物画では写真よりも臨場感があり、目の前にその物があるようでした。
少し後悔したのは、作品保護のために室内はかなり薄暗い状態だったので、眼鏡を用意しとくべきでした。
頑張って目を凝らして見ていたので目が疲れたのか、またしても眠気に襲われ、室内のソファで度々休憩しながら見ていきました。
何百年も前に存在した景色を見てるんだと思うと不思議な感じです。
一場面が本当に写真の様に切り取られているので、想像しやすく、頭の中に昔の世界をどんどん思い浮かべながら見ていました。
人は多かったですが、ゆっくり、じっくり見て回れたので満足です。
しかし、あの少女の絵においては、列に並んで、歩きながら5~6秒でお願いします、とのことでした。
まぁ、仕方ないです。
人の少ない時に、落ち着いて独り占めしてみたいですね。
あー、もういちど見てみたい。
その後グッズ売り場で、自分用ですがお土産をポストカード数枚と、こんなものを買ってみました。
『ミッフィーとフェルメールさん』
という絵本。
ちょっとタイトルが面白いです。
そういえば、ミッフィーってオランダ出身でした。これ以外にもコラボグッズが有りました。
博物館の外に出ると、出口のすぐ近くに水色の屋台のようなものが有り、外国人のおじさんが何かお菓子を手作りしていました。
怪しい雰囲気もなく、甘い良い香りに負けて、そのまま並んで買ってみました。
小一個100円。シナモン味。
サクサクの2枚の生地の間に、シナモン風味のキャラメルクリームを塗っていました。
焼き立てで美味しかったです。
食べ終わってしばらくして、
何ていう名前のお菓子だっけ?ちゃんと見とけばよかった・・・。失敗したー。
と思っていたら、何気に撮っておいたお店のロゴマークにちゃんとアドレスが載ってありました。
助かりました。
見えますか?Wafelhuis/ワーフルハウスというお店で、阪急六甲駅に店舗があるそうです。
サイトによると、ストロープワッフルというオランダでポピュラーなお菓子だそうです。初めて知りました。
あのおじさんはオランダの方だったんですね。
オランダ繋がりで出張してきてたんでしょうか。
お店のほうにも行く機会があればいいなと思います。
今回見た絵を、実際に元の居場所であるマウリッツハイス美術館で見るとまた雰囲気が違うんでしょうね。
待ち時間に紹介VTRを見ていたのですが、その美術館の建物は元々は個人の邸宅だったそうです。
mauritshuis とは、マウリッツさんのお宅という意味らしいです。
確かに huis と house 似てますね。
室内の装飾が綺麗で、鮮やかな色の壁に作品が沢山掛けられていました。
またまたヨーロッパへの憧れがひとつ増えてしまいました。
いつか行ける日は来るのかなー。