秋の遠足 ~ 小学生と電車とトトロ
スタッフの河野です。
秋といえば遠足の季節です。
朝の電車では、小学生の集団とよく一緒になります。
毎年春・秋恒例ですね。
皆大っきいリュックを背負っているので、混み具合の激しい電車ではかなりギューギュー押されますが、そこは我慢しなければなりません。
かつて自分も通ってきた道なので。
きっと自分も迷惑かけたんだろうなぁ、とか思います。
つい先日も、同じ車両に、小学校低学年ぐらいの子達が乗り込んできました。
混雑した車内で、いつの間にか、小学生4人組が他の生徒達からはぐれていました。
小さいので、周りの大人が壁のようになってしまうんですね。
閉じ込められ、不安になったようです。
狭いスペースを行ったり来たりして、他の生徒達がまだ乗っているかどうか必死で確認していました。
私の所からは、すぐそこに生徒達も先生も見えたので、まぁ大丈夫だなと思ったのですが、本人達にとっては結構大変な事態だったのかもしれません。
そのうちの一人が泣きそうな声だったので。
別の一人が励ましていました。
その後、私の降りる駅で沢山人が降りたので、他の生徒達と無事合流出来たことだと思います。
何かこのことで、小さい頃の感覚を思い出してしまいました。
自分にとってはかなり重大でも、大人に伝わらないことが多かったです。
何でもっと真剣に取り合ってくれないんだとか思っていましたが、きっと今回のような感じで大人にとっては大した問題に見えない事ばっかりだったんでしょう。
今更理解しました。
さて、何でさっきから写真がトトロなのかということですが。
小学生の遠足というと何故かトトロが思い浮かびます。
おそらくテーマ曲『さんぽ』のイメージです。
トトロは、物心つく前から今に至るまで何度も観てきたので、この映画を観ていても様々な場面で小さい頃の感覚が蘇ります。
自分の年代が上がるにつれ、見え方がどんどん変化していったのですが、その時々で受けた印象は強く残っているようです。
やはり最初はメイちゃん中心で物語を観ていて、メイちゃんに一番共感していたような気がします。
トトロやネコバスの存在等も、何の疑問も持たずにすんなり観れていましたからね。
サツキちゃんは何故かよく怒ってる、と思ったり、その他の大人の言動なんかはよく理解出来なかったなぁと思います。
そのうちサツキちゃん目線が分かるようになってくると、今度は、何でメイちゃん言うこと聞かないんだとか思ったり。
そしてかなりお姉さんに感じたサツキちゃんのことも、いつの間にか、子供に見えるようになっていました。
ようやく映画の全体を見渡せるようになったのは、ほんの数年前のような気がします。
何か小学生の遠足から色々思い出してしまいました。
では、電車・・・ではなく汽車ジャケ。
コロちゃんレコード | 汽車ポッポ
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THE UNITED STATES NATIONAL MUSEUM | sounds of 1401
久石譲| となりのトトロ サウンドトラック集