映画 『恋するシャンソン』 気になる一言
スタッフの河野です。
10月に入り、夕暮れの時間が早まってきましたねー。
私にとって一番寂しさを感じてしまうところです。
長い冬がやって来てしまうなーと思うのです。
寒いのが苦手です。
冬は冬でいいところもありますが。
ただ、今のこの変わっていく瞬間というのは、何か苦手かもしれません。
さて、今日は、またまた映画の話題です。
『恋するシャンソン』というお気に入りの映画について書いてみます。
タイトルだけ見ると、恋愛映画っぽいです。恋愛要素は無くはないですが。
しかし、原題を見てみると、仏語で『On Connait La Chanson』。
直訳で、皆この歌を知っている、のような感じ です。
さらに英題では『Same Old Song』。
変わらない歌、お馴染みの曲、みたいな雰囲気になるのでしょうか。
邦題だけなぜかこんなタイトルです。
しかし、それぞれちゃんとタイトルには「歌」という言葉が有ります。
この映画、歌がユニークな使われ方をしています。
舞台はフランス。
様々な歌が登場します。
どれもフランスでは誰もが知っているようなヒットソングだそうです。
その曲達を知っていれば、かなり面白いんだと思います。
しかし私は、それらをほとんど知らずに見てますが、それでもかなり面白いです。
その歌達の使われ方というのが、登場人物のセリフや心の声となって切り貼りされています。
会話の最中などで急に音楽が流れ出します。
ちょうどセリフとしてぴったりな歌詞の部分だけですが、その間俳優さんたちは口パク状態となります。
この独特なツギハギ感が好きです。
言葉で説明するのが難しいです。
そんなこの映画の一場面。
写真のこの悩んでいる女性、カミーユに対して言われる一言。
最初はこの言葉に何か驚きました。
何でよく思われなくていいの?と。
そしてこういう人も沢山いるんだなと思うと、目から鱗な気分でした。
しかしそういうことではないんだと何となく分かってきました。
他人を気にして、ムリして自分を作っても良いこと無いですね。
自然に自分らしくいることが一番大事だと分かると、気分が軽ーくなりました。
それでも100%実行に移すのは中々難しいような気もします。
ちなみに、ジェーン・バーキンが少し登場します。
顔が見づらいですが。
そしてここにも同じ言葉が。
彼女においては、このあと自分の歌を歌う場面があったりします。
もちろんこの映画風にですが。
こんな、真面目だったり、コメディーだったりする映画です。
エディット・ピアフ | l'integrale 1939-1945
私のシャンソンのイメージ。
ちなみにエディット・ピアフの歌も登場します。
V/A | パリ祭・パリを歌ったシャンソンの珠玉集