レコードから見る歴史 ~ あいざき進也「恋のリクエスト」、さだまさし「驛舎」
こんにちは。スタッフの岩田です。
今週の水曜日にワン・ダイレクションのライヴへ行ってきました!
京セラドームで行われたのですが、ドームへは十数年ぶりで周りが随分と変わっていてビックリしました。
本当に楽しい時間でした!私はきっと汗をかくだろと予測して、この季節に夏用の汗を吸う、通気性の良いインナーシャツを着て準備万端で臨みました。
ライヴ中は良かったのですが、それ以外の時はやはり寒かったです。
友達から一緒に行こうと誘われたのが、確か去年の夏辺り。
長い間楽しみにしていた分、終わってしまうと寂しさが残りますね。
さて、レコードの話題へ。
何かとレコードから歴史を感じることがあります。レコードそのものだけでなくジャケ、タイトル、歌詞等からもです。
例えば歌詞に「アドレス」とあれば、当時は住所の事ですが、今ではメールアドレスだったり、「ダイヤルを回す=電話をかける」だったりです。
あいざき進也「恋のリクエスト」
ダイヤルを回すタイプの電話がジャケに描かれています。ジャケでは緑色ですが、いわゆる黒電話ですね。
私が子供の頃はまだ置いてある家も結構ありました。祖父母の家の電話もそうで、レースのカバーがかけてありました。
GRAND SLAM "TELEPHONE"のジャケではプッシュ式の電話に。
ボタン部分だけで、受話器部分は描かれていませんが、きっとこの当時はまだコードがあった電話だと思います。
家にコードレス電話が来た時は、本当に通じるのか試したくなって、用もないのによく友達に電話を掛けていました。
ジャケ、歌詞以外にも歴史を感じるものが。それはアンケートハガキです。
私が子供の頃は、封書は62円、ハガキは41円でした。<今は82円と51円。
田原俊彦「シャワーなシャワー気分」
こちらに付いていたハガキには40円切手を貼って下さいとの記載が。
キリの良い数字なのは、消費税導入前だからのようです。
ユージン・オーマンディ「シュトラウス:英雄の生涯」
こちらに付いていたハガキは、20円切手を貼るようとの記載が。
調べてみると、1972年~1981年の間で、10円→20円→30円→40円と短期間で値段が変わったようです。
昨年の4月に値段が変わりましたが、それは20年ぶりのこと。
それに比べると約10年の間に4倍になるとは、かなりの変化ですね。
値段部分は撮り忘れたのですが、
さだまさし「驛舎」
こちらに付いていたハガキ。
名前や住所を登録すると、その登録された人の近くで行われるコンサートの情報がハガキで届くというシステムの案内です。
今でいうメールマガジンの先駆けといったところでしょうか。
情報はハガキで来るというのは、今ではアナログに感じますが、「コンピューターを使った画期的なシステム」という部分は、当時としてはかなり未来感のある言葉だったと思います。
今はコンピューターを使って登録するというのは、画期的ではなく普通ですね。
ジャケに映っている当時のファッションやタイトルの雰囲気などから時代を感じるのはもちろんですが
アンケートハガキのような付属品からも時代を見るのも面白いですね。
あいざき進也 恋のリクエスト L-1237R