ゴブリン / GOBLIN - サスペリアのテーマ / suspiria - EOR-20264
アーティスト - ゴブリン / GOBLIN
タイトル - サスペリアのテーマ / suspiria
品番 - EOR-20264
発売国 - 日本
サウンドトラック、B面:死のワルツ
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確認済みマトリックス番号
A面:MDF-33-108A-1 1S 3 1-6 1、B面:MDF-108B-4 1S 33 (打ち消し線は二重)
A面:MDF-33-108A-1 1S 18 3-4、B面:MDF-108B-1 1S 18
個人的にはイタリアのプログレバンドというと真っ先に頭に浮かぶのが、今日ご紹介するゴブリン。
映画のサントラ、特にホラーの鬼才ダリオ・アルジェントとのコラボで名声を得たバンドでありますが、ここ日本で一般的なリスナーの間にまで知名度を上げたのが間違いなくこの「サスペリアのテーマ」でしょう。
出来ればアルバムをまるごと一枚聴いてもらいたいところではありますが、まずはこのシングルを1枚聴いてもらえばバンドの凄みを充分ご理解いただけるのではないでしょうか。
有名な映画でしたので、メロディーだけでも耳にしたことのある人も少なからずいらっしゃるかと思います。
まぁ気持ち悪い、不気味、身の毛もよだつ、こういった言葉がコレほど当てはまる曲というのも滅多にありません。
このブログを書くためスタッフが帰ったクーラーの効いた少しヒンヤリする薄暗い事務所の片隅で、独りヘッドフォンで10回以上聴き直しているのですが、中年男性の精神をこうも落ち込ませる曲もなかなか無いです。
あわわわわ・・・と独り膝を抱えて震えてゴブリンを聴くレコード屋の代表。
まさにホラーのサントラの傑作と言い切っても過言ではありません。
細かく聴いていると曲中のうめき声が随分と安っぽかったり、B面も含めて・・・というか両曲が収録されているアルバム全体がなのですが、プロダクションがショボくてもう少しどうにかならなかったのか、など粗はありますがそんなことも全て押し流して取り憑いてくるこの旋律たるや!
音楽だけでこれほど恐怖心を煽るこの曲の凄みは圧巻なのであります。
レコードのジャケットも怖いですよ。
では詳細をチェックしていきます。
【表ジャケ】
このバンド、この曲、この映画、全てを象徴したジャケットですよね。
上部にタイトル。
右上にはステレオ表記と品番。
「全ヨーロッパを衝撃でつつみ込んだ空前の話題作!-いま’77年最大のショックが全世界をつっ走る!!恐怖の4次元サーカム・サウンド」
サーカム・サウンド?
サーカム・サウンドって音響立体移動装置?
聞きなれない言葉ですが、「字幕映画のススメ」さんに詳しい記述がございましたので、こちらをご参照下さい。
血塗られたバレリーナ。
恐怖で顔がひきつる主人公スージー。
「白いトウシューズが真っ赤に染った時スージーは、それが全て現実だと知った・・・」
怖すぎますっ!
配給会社のロゴ。
下部に演者とB面のタイトル。
右下には価格とレーベルのロゴです。
【裏ジャケ】
左上に収録曲の記載。
その右にバンドとダリオ・アルジェントの写真。
打ち合わせ中でしょうか?
ダリオ氏と色々とミーティングしながら作成されたアルバムであることを伺わせる1枚。
サントラ盤らしく映画のクレジットもしっかり記載されています。
解説の最後にメンバーの記載。
下部には諸クレジット。
右下にはレコード発明100周年記念の印刷が。
ということは2017年はレコード発明140周年ですね。
【カンパニー・スリーブ】
東芝EMIの標準的なスリーブの一つです。
この緑のスリーブで発売されていたことでまず間違いないと思われます。
【レーベル面】
オデオンの黒ラベルです。
A面。今回は少し詳しく写真を掲載していきますね。
トップには「EMI」と「ODEON」のロゴ。
日本では東芝EMIからの発売です。
センターホール左側にはタイトル曲が収録されているアルバム「Suspiria」のイタリア原盤の品番「MDF33/108」が記載されています。
各国で同アルバムが発売されていますが、原盤はやはりイタリアということですね。
センターホールの右側には諸情報。
そして下部には曲の情報が記載されています。
B面。
A面と基本的に同じですが、一応原盤のクレジットだけ再度拡大。
下部には同じく曲の情報が。
B面は曲中で使われるピアノの小曲が収められていますが、曲の出来も演奏も少々微妙です・・・。
で、何故今回はゴブリンのサスペリアなのかといいますと・・・
「祝 来日&ゴブリンの生演奏付き映画『サスペリア』全編上映 記念!」
ということなのでございます。
ゴブリンの生演奏付きのサスペリア上映会!でアウトテイク音源を収録した完全限定のCDもついて、上映後には「ゴブリン・ベスト・ヒッツ・ショー」って、盆と正月とクリスマスが全部いっぺんに来てるじゃないですかっ!
企画力が神がかっております。
まだチケットが残っているかもしれませんので、決して万人にはお勧めは出来ないのですが、怖いもの聴きたさ観たさで興味の湧いた方はぜひどうぞ!
ラベル: サウンドトラック, プログレッシブ・ロック, 安藤智彦, 今日のオススメ盤