イングヴェイ・マルムスティーン / MALMSTEEN, YNGWIE J. - heaven tonight - 887518-7 - 米国盤
アーティスト - イングヴェイ・マルムスティーン / MALMSTEEN, YNGWIE J.
タイトル - heaven tonight
品番 - 887518-7
発売国 - 米国
イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォース、bw/riot in the dungeons
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確認済みマトリックス番号
A面:887-518-7-88NP-7574-SP 1-1MASTERDISK SP
B面:887-518-7-88NP-7577-SP 1-1MASTERDISK SP
今回もYngwie J. Malmsteenのシングルをご紹介していく
4枚目のアルバムOdysseyからシングルカットされたものだ
残念ながら日本国内ではシングル・レコードは発売されず、CDシングルも発売されていなかったように記憶している
ボーカルが元RainbowのJoe Lynn Turnerに変わって一層メジャー感が高まった好作だが、初期からのファンにとっては賛否のあるアルバムでもあった
かくいう筆者もTrilogyアルバムのワンクッションがあったとはいえ、初期のソロ2作品の作風からの音楽性の乖離に非常に戸惑ったものだ
このシングルは米国盤になるが、Yngwieのファンにとっては信じられない問題点を含むのでご注意されたい
それでは詳細をチェックしていきたい
【表ジャケ】
黒を基調としアルバムのデザインを流用したものになっている
中央にはアルバムにも使われた写真が掲載されている。光の加減でギターのネック部分のスキャロップ加工やピックアップの取り付け具合などがよくわかる
下部には曲のタイトル
【裏ジャケ】
右上にはバーコード「042288751878」とその下に品番
A面のHeaven Tonightの横に「※」印が付いているのだが詳細は後述する
そしてその下に「*Edited by Jim Lewis」と記載がある
ここで先述の「※」印がどういう意味を持つのか判明する
Jim LewisというとアルバムではExecutive Producerとしてクレジットされており、後にYngwieを支えたマネージメントのスタッフだ。その彼がHeaven Tonightのエディットを行っている
つまりこのシングルには「アルバムバージョンとは異ったもの」が収録されていることになる
あのYngwieが自分が作った曲のエディット・バージョンを他者が勝手に作ることを許すとは到底思えないのだが、その内容はまた後述させていただく
続いて作詞作曲のクレジット
続いてマネージメント関連のLarry MazerとRoni Jane Feldmanの表記
右下にはレーベルのロゴ
【レーベル面】
さて、問題のエディット・バージョン
愕然とするのだが、何と曲中のYngwieのギターソロが丸々全部取り除かれているのである
愕然とするのだが、何と曲中のYngwieのギターソロが丸々全部取り除かれているのである
彼がこの事を知っていたとしたら、シングル曲の肝心のギターソロを全部消されていたのでは、その心中や決して穏やかでなかったであろう
後にYngwieはOdysseyアルバムの事を快く思っていない旨の発言を繰り返しているが、こういった事を平然と行うマネージメント等の環境も遠因ではなかったのであろう
後にYngwieはOdysseyアルバムの事を快く思っていない旨の発言を繰り返しているが、こういった事を平然と行うマネージメント等の環境も遠因ではなかったのであろう
ポリドールのロゴ
右側には諸表記
こちらの曲はアルバムバージョンがそのまま収められている
下部外周の権利関係の文言
幾らラジオ向けとはいえYngwieのギターソロを丸々カットしてあるという、まさに珍盤奇盤に値するシングルである
今後アルバムの再発盤に、このエディット・バージョンが追加ボーナストラックとして収録されるということも想像しにくいので、ファンならば機会があればぜひこのレコードで耳にされることをお勧めする