レコード歴史発見 ~アストロノウツの裏ジャケ
こんにちは、スタッフの岩田です。
レコードのジャケには当時の流行りのファッションやメイク、髪型が写されていて歴史を感じるのですが
先日、データ入力をしている時に、裏ジャケで歴史を発見(?)しました。
そのレコードはアストロノウツ。
この時期にこのジャケを見ると、「オーストラリアなサンタクロースはサーフィンでやって来る」というのを思い出します。
活躍したのは1960年代始めとのこと。
サーフ・ロックというと、ザ・ビーチボーイズは知っていたのですが、このアストロノウツはスノー・レコードで働いてから知ったバンドです。
このアストロノウツ(astronauts)は宇宙飛行士という意味で、辞書を引くと「astronaut=宇宙飛行士」すぐに出てきます。
ですが、裏ジャケにはこう書かれています。
「astro-が『星の』、『宇宙の』の意味」
「nauticalが『船員』、『船乗り』の意味」
「astronautsは多分、『宇宙を先行する船乗り』という意味」
ちなみに調べてみるとアポロ11号が月面着陸をしたのが1969年。
アストロノウツが活躍していた1960年代初頭には、どうやら日本語ではまだ「宇宙飛行士」という言葉ができていなかったようです。
アメリカでもようやく宇宙事業が始まったばっかりだとは思うのですが、既にastronautという単語が作られ、バンド名にまでなるとは凄いです。
他にもレコードのタイトルやバンド名を見ながら、「この時代にすでにこの単語があったの!?」や
「あ~、この言い方って昔ぽいな~」と思うことがあるのですが、言葉とは不思議な物で、何が定番になって、何が一時期の流行で終わるのかが想像つきません。
それに同じ単語でも、今と昔では意味が違ったりもします。
前にインターネットのコラム(英語の日本語訳)に載っていたのは、少し前までは「メール(手紙)=紙だったのが、今では電子メールのことを指す」だったり、「バグといえば虫だったのに、今ではパソコンの調子が悪くなることを指す」だったりです。
確かに…。
「メール」でいえば、日本だと十数年前だったら「メール=パソコンメール」だったのが、「メール=携帯電話のメール」を指すようになったの方がピンとくるかもしれませんね。
これからも1つ1つ歴史を感じながら、レコードに触れていきたいと思います。
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ラベル: スタッフ岩田