歌い継がれる曲たち~いとしのセシリア、ラバーズ・コンチェルト
こんにちは。スタッフの岩田です。
ここ数年の私の音楽環境は、聴覚はラジオから流れる音楽、視覚はレコードジャケとなっています。
以前はラジオはFM802だったので、耳から入る音楽と目から入る音楽の年代差は大きかったのですが、今年になってFM COCOLOに変わってから、その差はだいぶ縮まりました。
そのおかげか、TVCMなどで使われている(いた)曲が、実は昔の曲だったと知る事がよくあります。
最近だと、サラ・ヴォーンの「ラバーズ・コンチェルト」です。
CMに使われていたのは少し前なのですが、よく流れていたのか今でも耳に残っています。
ラジオで聞いたのは、ほんの2〜3週間前。
バッハのメヌエットをアレンジしたものだということも、その時初めて知りました。
そして、最近仕事中に見つけたのが、こちら。
サイモンとガーファンクルの「いとしのセシリア」
タヒチ80というフランスのバンドがカバーしたものが、アパレルブランドのローリーズファーム(LOWRYS FARM)のCMに使われていました。
CMが流れていた当時に、気になって調べていたので、原曲がサイモンとガーファンクルだとは知っていたのですが、ついに本物に会えた!と嬉しくなりました。
私の中でサイモンとガーファンクルというと「冬の散歩道」や「コンドルは飛んで行く」のような曲のイメージがあったので、「いとしのセシリア」のように爽やかな曲もあるんだという驚きもありました。
爽やかな曲調なので、歌詞の最初の
「Celia, you're breaking my heart」
(セシリア、君は僕の心を傷つけた)
という部分を
「Celia, you're beating my heart」
(セシリア、君は僕をドキドキさせる)
という風に、勝手に都合の良い解釈をしつつ聞き違えていました。
改めて歌詞を検索して読んでみると、悲しいというかだいぶ辛い失恋ソングなのですね。
曲だけ聞くと、手拍子しながら笑顔で歌えそうなのですが・・・。
私が中学生の時に放送されていたドラマにサイモンとガーファンクルの曲が使われていたこともあり、同じ1960年代に活躍したミュージシャンの中では、彼らは私にとっても身近に感じます。
特に主題歌になっていた「冬の散歩道」は、世代は違えども、懐かしいと思う曲です。聴けば中学生時代がよみがえる、そんな曲です。
そういえば、よくラジオで女性がカバーしている「冬の散歩道」をよく聞くのですが、どうやらそれはバングルスのバージョンのようです。
出だしを聞くと「冬の散歩道」というより「極寒の散歩道」という感じがします。
北欧辺りの日が沈みかける時間帯の森の中を歩いているようなイメージです。
このバングルスのバージョンも発売されたのは80年代なのですね。
調べるまで、てっきり最近カバーされたものだと思っていました。
またバングルスの「冬の散歩道」のレコードと出会うのを楽しみにしています!