電話ジャケット、10cc「びっくり電話」~ ヒプノシス・ジャケ
こんにちは、スタッフの志賀です。
先月携帯電話を新しいのに替えました。
前回と同じ種類の機種なので、劇的変化があるわけではないのですが、まだ若干馴染めない感じがあります。
なぜ急に携帯電話の話?と思いますよね。
実は今回、こんなジャケットを撮ってみました。
10cc「how dare you ?」
そうです、電話ジャケのレコードです。
前々から気になっていたジャケットでした。
ジャケでは紳士が会社のデスクで電話をしている写真と、女性が自宅のソファーに座り電話をしています。
この二人が電話で話しているのでしょうか?
よく見ると女性はお酒のグラスとタバコを片手に電話中です。
しかも涙を流しています。
男性の方も少し怒っているように見えます。
どんな内容の会話中なのでしょうか。
あまり良い内容の会話ではなさそうですね。
裏ジャケでもおじさんと若い女性が電話中です。
おじさんは公衆電話で話しているようです。
このレコード、とにかくみんな電話中です。
内ジャケではさらにいっぱいの人が電話しています。
みんな受話器片手に電話中です。
レコードのレーベルもA面は耳と受話器の耳に当てる部分が描かれています。
B面は口と受話器の話す部分が描かれています。
電話一色なレコードですね。
このレコード、1976年発売の物なので、もちろん写っている電話はすべてコードのついた電話です。
現在のような携帯電話やスマートフォン、コードレスなんかもまだ無い時代ですね。
今ではコードのついた電話の方が見ることが少なくなってしまいました。
町中の公衆電話もかなり少なくなってしまいましたし、電話はこの10年~20年で劇的変化していますね。
とても便利になったなぁと思う反面、公衆電話やテレホンカード、あとポケベルとかが懐かしいなぁとたまに思ったりもします。
これから10年後、20年後は電話はどの様に進化しているのでしょうか。
ちなみにこのレコードの邦題は「びっくり電話」です。
なかなかインパクトのある邦題です。
このレコードのジャケット・デザインは、イギリスのデザイン・グループ「ヒプノシス」によるものだそうです。
この「ヒプノシス」、私は今回初めて知ったのですが、ピンク・フロイド、ジェネシス、レッド・ツェッペリンなどのレコードのデザインを手掛けていて、有名なジャケットばかりでした。
作業中にもよく見かけるジャケットがいっぱいでした。
ちなみに日本のアーティストでは、松任谷由実さんのレコードのデザインも数枚手掛けているそうです。
この先作業中に、ヒプノシス作品のレコードジャケットを見るのが楽しみの一つになりそうです。
10CC | びっくり電話:ハウ・デア・ユー