レコードで楽しみたいジャケット・アートワーク ~ 猫ジャケ10選
前回お届けした「夏に楽しみたい、お勧めのレコードジャケット20選!」が好評でしたので、シリーズ化してお届けしてまいりたいと思います。
このアートワークはぜひレコードのジャケットで楽しんで欲しい!というレコジャケ・アートワークを厳選して10作品ご紹介していきます、
では、今回は「猫」。
有馬徹とノーチェ・クバーナ - ロック&ラテン・パーカッション - MX-4015
「オゥ!ジス・イズ・ネコ・ジャケ」
日本語を知らない外国人さんでも叫んでしまいそうな見事な猫ジャケ。
見た瞬間いきなり「ネコッ!」と叫びたくなるアートワークです。
相当猫好きな制作陣が揃ったのか?この猫の顔は可愛い・・・のか?何故豪華に4チャンネル仕様で作ったのか?
全体的にミステリアスさを漂わす1枚。
弊店では掲載と同時に即売でしたよ~。
中島みゆき - 中島みゆき作品集 - 20AH1864
「なぜ俺をここに閉じ込めた?」
眼光鋭く睨みつける猫。
こちらとしては
「なぜお前がジャケになった?」
と問い返したくなるジャケット。
なんか怖いですなぁ。
中島みゆきさんって猫好きでしたっけ?
内容はCBS・ソニー・グランド・オーケストラ演奏のインスト物なので、恐らく中島みゆきさんの預かり知らぬ所で制作されたであろう、こちらも全体的にミステリアスさを漂わす1枚。
マニアはツボをよく分かってらっしゃる。こちらも即売でした~。
日吉川秋斉 - 左甚五郎 - NL-2180
なんか怖いといえば、こちらも何となく怖さを感じさせるジャケット。主役ではないですが浪曲の「猫餅」に掛けてちっちゃく猫さんがご登場です。
鬼気迫る表情で一心不乱に何かに没頭している眼力が怖い1枚。
浪曲とか詩吟とかのレコードにも中々面白いレコジャケが有ったりします。
CD化されない物も多いので、ジャケットハンターは要チェックなジャンルなのです。
オイゲン・キケロ - 別れの詩 - SUX-85-P
これは可愛い!
これも「ジス・イズ・ネコ・ジャケ」と言えるでしょう。
あどけなく首をかしげる3匹の子猫達。
これだけ似ているんですから恐らく兄弟/姉妹でしょう。
しかし邦題が「別れの詩」というのが何とも・・・・この子たちの行く末を暗示しているのでしょうか?
実はほの悲しい1枚。
ブラック・キャッツ - ヒート・ウェーブ - VIH-28110
これは可愛い!
と言いたいところですが、なんとも微妙な感じ。
猫?でいいんでしょうか。
モデルさんに猫のコスプレをさせて可愛く撮リたかっのでしょうが、撮影者の意図に反して目が全然笑っていないモデルさん。
女性モデルと見せかけて脇の下的に男性モデルの可能性も否定できません。
処理を忘れた女性モデルか?処理をした男性モデルか?
真相は如何に?
ジャケットの分類としてはむしろ脇毛ジャケに入れる方が良いのかもしれません。
実にほの悲しい1枚。
V/A - おかあさんといっしょから「ミューミューニャーニャー」 - SCS-561
これは可愛い!・・・ですか?
これも微妙な・・・。猫でいいんですよね?
荒い作りの着ぐるみが、ゆるキャラの悲哀さを感じさせます。
これも目が全然笑ってない1枚。
古澤良治郎 - たまには。 - YF-7069-BD
これも猫でイイんでしょうか?
ダックスフンド的な感じですが、しっかし可愛くないですねぇ。
何か人生に疲れきったような表情をしています。
額に刻まれたシワが苦労を物語っているようで切ないです。
でも内容の方は打って変わって向井滋春、山岸潤史、高橋ゲタ夫、吉田美奈子、他といった豪華な参加メンバーが冴える1枚。
トリアーナ - el patio - 170678/7
何処にいる?探してみてください。
それにしてもメンバーの似顔絵の顔色がゾンビ色で気味悪さが漂うスペインのロックバンドの1枚。
キャプテン&テニール - 雨に想いを - GP2040
これも何処にいる?探してみてください。
俺も抱っこしろと言わんばかりの嫉妬に狂った恐ろしい表情を浮かべる猫さんがおります。
この後に犬と猫の間にバトルが繰り広げられそうな1枚。
又吉&なめんなよバンド - なめんなよ・又吉のかっとびアルバム 28PL-1001
最後は懐かしい1枚。シングル盤のジャケも可愛いです。
そんな時代もあったねといつか話せる日が・・・全然来ない「なめ猫」さんたち。
リバイバルブームも無く、今では一体何だったんだ?というような流行り具合でした。
いま見ても結構可愛らしいのですが。
・・・とまぁ、一概に「猫ジャケ」と申しましても、色々な猫さんたちがいるものです。
勿論まだまだ多くの猫ジャケは存在するのですが、弊店ならではの視点で出来るだけマイナーで人知れず埋もれているものにスポットライトを当ててみたつもりです。
メジャーな猫ジャケに負けず、健気にこれからも猫ジャケであり続ける上記の猫さん達に感謝と敬意を払いつつ厳選してみました。
中身の音楽とともにそのアートワークもぜひレコードでお楽しみください。