レコジャケで比較! ~ プロコフィエフ:ピーターと狼、動物の謝肉祭
スタッフの河野です。
絵本的な雰囲気が好きなもので、こういうのにはすぐ惹かれてしまいます。
サン=サーンス:動物の謝肉祭
ユーモラスな作品なので、イラストにされていることが多いのでしょうか?
子どもにも親しみやすい曲だから?
絵にしやすいから?
理由はどうであれ、私は楽しめるので好きです。
このレコードは室内楽ヴァージョンだそうです。
1.序奏とライオンの行進
2.めんどりとおんどり
3.野性のらば
4.かめ
5.象
6.カンガルー
7.水族館
8.耳の長い登場人物(家畜のろば)
9.森の奥に住むカッコウ
10.大きな鳥かご
11.ピアニスト
12.化石
13.白鳥
14.終曲
という構成ですが、
登場しない動物も多い気がしますね。
この中では水族館が好きです。
冷たくて薄暗い海の底という感じです。
水がキラキラと輝く様子が表現されていて綺麗な曲です。
でもこの曲はオーケストラの演奏のほうが好きかもしれません。
白鳥はよく耳にする曲ですよね。
チェロの音も好きなんです。
コチラのレコードはサン=サーンスの曲でまとめられたものでしたが、『動物の謝肉祭』は プロコフィエフ:ピーターと狼 と一緒に収録されているものが多いですよね。
コチラはカール・ベーム指揮のもの。
こっち側はピーターと狼だから!
と、動物の謝肉祭チームを追い返そうとするピーター側の人達。
懇願するような表情のおじいさんと狼。
勇敢にもライオンに向かって、戻れ!と言うのはアヒル。
たぶんアヒル。鴨みたいですが。
また食べられないように気をつけてください。
そして裏で大渋滞。
キョトンとする動物たち。
そんな、2作品の交流が行われている面白いジャケです。
偶然にも最初に選んだ1枚もコチラも、擬人化された動物たちでした。
ピーターと狼といえば、コチラのレコードも見つけました。
ロック・ヴァージョンのほうですね。
ずっと聴いてみたいな、と思っていたのですが、そういえばまだ聴いてませんでした。
ブックレットの表紙には、5ヶ国語で物語のイントロダクションが書かれているのですね。
こういうの見比べるのが大好きなんです。
それで、中身をパラパラと見ていたら、私が前に知ったストーリーとちょっと違って、狼に食べられたアヒルが生還していました。
私が前に聴いたのは食べられっぱなしだったような気がしたのですが。
色々と違ったパターンが有るのでしょうか。
ますます今度こそちゃんと聴いてみなくてはという感じです。
カール・ベーム | プロコフィエフ:ピーターと狼、動物の謝肉祭 | MG2508
V/A | ピーターと狼/ロック・ヴァージョン | 23MW0020