ギャラクシー / GALAXY - stronger then ever - GA001
アーティスト - ギャラクシー / GALAXY
タイトル - stronger then ever
品番 - GA001
発売国 - スウェーデン
bw/two of a kind、北欧メタル
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確認済みマトリックス番号
A面:GA001A Audiodisc 900212 PD-POLAR、B面:GA001B Audiodisc 900212 PD-POLAR
スウェーデン出身、メロディアス系ハードロックバンドが残した唯一の自主制作盤シングル
1989年という第2次北欧メタルブームがここ日本で顕在化する直前の時期にリリースされた1枚だ
NWOBHM系やYngwieを祖とするネオクラシカル系の音楽性を主流派とする第1次ブームのバンド群とは異なり、Alien/Bad Habit等の流れを汲むメロディアスなAORハード系の第2次ブームの潮流に沿った音楽性である
ボーカルが弱いのでマイナー臭が付きまとうが、その憂いに満ちた北欧独特の哀愁感はマニアの琴線に響くものがあるのではなかろうか
それでは詳細をチェックしていきたい
【表ジャケ】
メンバー写真
左上にはバンドのロゴ。凝っているが、やや読み難いか
メンバーのアップ。6人編成と多めだ
【裏ジャケ】
裏ジャケには各種情報が丁寧に記載されている
四隅には星のマーク
上部にはバンドのロゴ
左にはA面収録曲のクレジット
その下にはメンバーのクレジット。キーボードを含むツインギター編成
ベーシストの名前が同じスウェーデンのHRバンドDaltonのリーダーと同じなのでマニアは一瞬凍りついただろうが同名異人である
中央部には星のマーク
右側にはB面収録曲のクレジット
その下には録音情報
今度こそマニアは凍りついているであろう
共同プロデューサーとして名を連ねている人物に傾注されたい
そう、Peo Petterssonとは元Axia、Leviticusから現在はソロ・アーティストとして活躍しているあのPeoだ
こういった無名バンドのプロデュースを彼が若かりし頃に行っていたという証左がこのシングルの価値を高めている
中央下部にはサンクスリスト
その下にはスペシャルサンクスのメッセージ。ここにもPeoの名前が大きく記載されている
ファンレターの送り先
周辺地図を掲載しておく
その下部にはスポンサーだろうか。調べてみたのだが今ひとつ判然としなかった
最下部には小さくジャケの印刷会社の記載
【レーベル面】
シンプルな銀色のレーベル面だ
上部にはバンド名
センターホール左側には権利関係、発売年、回転数
話は若干逸れるが、センターホール左下に見える線に留意されたい
通称「ヒゲ」と呼ばれる再生痕、スピンドルマークだ
プレーヤー中央部の棒(スピンドル)に一発で入れないと、こういった「ヒゲ」がレーベル面に付いてしまう場合が有る
レコードの価値を損ねるのでコレクターは一発必中、最大限の注意を払いたい
いくら盤面が綺麗でも、こういったヒゲが大量にレーベル面に付いていると物質としてのその価値は下がってしまう
話を戻す
センターホール右側には品番、ステレオ表記
下部には曲のクレジット
ボーカルとキーボード、そしてプロデューサーのPeoが作者として名を連ねている
哀愁感の詰まった甘いキーボードの調べから始まるミッドテンポの叙情的な曲だ
ボーカルの線の細さがローカルバンド臭を強めているが、楽曲自体はまさに北欧ならではの透明感溢れる作風になっている
ギタリストが2人いるがハモリ等の効果的な弾き方はしておらず、交互にやや拙いソロを披露している程度だ
レーベル下半分の権利関係の文言を拡大しておく
B面も同じデザインになる
バンド名
権利関係の記載と販売年、回転数
品番、ステレオ表記
曲のクレジット。キーボードのHakan単独のペンによるものだ
穏やかなバラードで特段耳を惹く箇所は無いのだがメロディアスで安定した仕上がりになっている
権利関係の文言
マトリックス番号から推測するに1992年の2月12日にGloryのシングルと同じプレス工場でレコードが製造されたと思われる
A面マトリックス番号「GA001A」の末尾が当初「B」と刻印されており、それが削られて「A」が刻印し直されている
同じくB面マトリックス番号「GA001B」の末尾が当初「A」と刻印されており、それが削られて「B」が刻印し直されている
プレス工場のケアレスミスであろう
例えば今では大御所バンドの一員となっているDream Theaterでさえ1stアルバムリリース後、永らく消息不明となり幻のバンドとして筆者を含むマニア一同に多大な心痛を与えたものである
当バンドも再び巡り合うことは無いであろうと思われたのだが、現在彼等のHPを訪れることが出来るのは驚きとともに大きな喜びでもある
彼等の音楽性が主流派となる第2次北欧メタルブームまでバンドが存続していれば、また違った展開が期待出来たかもしれないだけにこの1枚で活動を休止してしまったのは残念である