ストームウィング / STORMWING - heart to heart - SW002
アーティスト - ストームウィング / STORMWING
タイトル - heart to heart
品番 - SW002
発売国 - フィンランド
bw/lonely days & lonely nights、北欧メタル
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確認済みマトリックス番号
A面:"SWS-0689" A FX、B面:SWS-0689" B FX
先日ご紹介したStormwingの自主制作盤による2ndシングル
1989年に前作より2年間のブランクを経てリリースされた本作は前作の出来に劣らぬ典型的な北欧メロディアスHRを聴かせてくれる
リリースされた時期には彼等のような音楽性のバンドは徐々に見向きもされなくなり、よりリズムやノリを重視したロックンロール系のバンドが脚光を浴び始めていた時期だけに、その流れに完全に埋没してしまった作品である
その出来の良さにも関わらずバンドはこの後、雌伏の期間を過ごさねばならなくなるのだが、当時こういった良質なバンドが何の話題にもならなかったのが不思議である
それでは詳細をチェックしていきたい
【表ジャケ】
前作とは雰囲気がだいぶ異なるデザインだ
上部にはバンドのロゴ
前作のロゴより随分と華やかなものになっている
中央部には謎のグラフとLee Cooperのロゴ
A面のタイトルが「Heart to Heart」とあるので心電図をイメージしたものであろうか
下部にはA面のタイトル
【裏ジャケ】
ジャケは見開きになっている
先ずは裏ジャケをチェックしていきたい
見開きに詳細が有る旨の表示
中央部にはサンクスクレジット
下部にはスポンサーや協力者のクレジットと思われる記載がズラッと並ぶ
その右には謎の男?はたまた虫?であろうか。
残念ながら作者のクレジットが判然としないが、遊び心が微笑ましい
右下には品番
前作の品番が「SW001」であったので連番となっている
【ジャケ見開き】
今作のジャケットは見開き内部に各種情報の記載が有る
見開き左部分には歌詞の記載
A面収録曲のクレジット
B面収録曲のクレジット
見開き右側にはその他の情報が多く詰め込まれていて非常に親切な作りとなっている
左側には作品に関する解説が詳しく記載されていて非常に興味深い
右上にはメンバーのクレジット
中核メンバーの一人と思われていたCariが正メンバーではなくなっている
その他のメンバーに変化は無いようだ
コーラスとして女性2人の名前もクレジットされている
その下には録音情報
1989年の5月に録音
ファンレターの送り先だ
前作に記載されていたものと同じ住所となる
文字が小さいので以下に転記する
"You heard about it, you asked for it, now you've got it!!! Very very special thanx to you Stormrockers and remember: you are always in our hearts!"
【レーベル面】
レーベル面はシンプル
上部はバンドロゴと曲のクレジット
リズムギターのCariの手によるものである
Cariはこのシングルのリリース時点では既に正式メンバーではないのだが彼の楽曲が収録されているということは円満脱退だったのであろう
重厚でメロディアスなミッドテンポの楽曲でハモンド・オルガンの音色が非常に良いアクセントを出している
ボーカルの弱さも前作からは改善されており着実な成長が垣間見られ、ソロギターを担当しているJessが短いながらも練り込まれた構成で切れの良いソロを披露しており、彼のセンスの良さを感じさせる
女性バックボーカルの軽いハモリが曲の荘厳さを損なっているのが残念
左側には権利関係と品番の記載
右側にはステレオ表記と回転数
下部にはB面収録曲のクレジット
最下部には発売年
B面はデザインが異なる
上部にはバンドロゴと、ここにも謎の男が
拡大してみると中々良い表情をしている
下部には権利関係の文言
B面収録曲はキーボードのイントロから始まる彼等らしいメロディアスなミッドテンポの楽曲だ
A面より女性バックボーカルが活躍しているのだが、よりキャッチーなメロディラインが際立つこの曲ではそれ程違和感は感じないだろう
ここでも短めだがクラシカルなギターソロを聴くことが出来る
彼等の最後のアナログ盤でのリリース作となるのだが、前作より着実にすべての面での成長を感じさせる好作だ
後にリリースするフルアルバムの出来を予想させる本作は彼等の作品の中でもぜひともチェックしていただきたい1枚である
彼等はこの後4年間のブランクを経て復活し、CDにてミニアルバムをリリースすることになる