スタッド / STUD - ma haluun elaa - KRAKS86
アーティスト - スタッド / STUD
タイトル - ma haluun elaa
品番 - KRAKS86
発売国 - フィンランド
北欧メタル
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確認済みマトリックス番号
A面:KRAKS 86 A FX MJ.、B面:KRAKS 86 B FX MJ.
フィンランド・メタル界の希少盤の一つ
このシングルがリリースされた80年代半ばの一般的な北欧メタルとは異なる内容は好き嫌いが分かれるかもしれないが、フィンランドの80年代のメタルシーンを語る上で外せない1枚であることには間違いない
このシングルから得られるバンドの情報が非常に限られていることが、正体不明のバンドとしてその神秘性を増している
マニアの情として情報が少ない良作と出会うと、その周辺情報も含めバンドの詳細を渇望してもがき苦しむことが常である
90年代に徐々に日本のマニアの間にもこの作品が知れ渡ってくると、筆者のように他の作品の有無やバンドの情報を求めて専門店をハシゴし聞き込み調査をした方もいたのではなかろうか?
それでは詳細をチェックしていきたい
【表ジャケ】
黒字に文字のみのシンプルなものだ
上部には大きくバンドのロゴ
下部との区切り線
曲のタイトル
両曲ともフィンランド語で歌われている
最下段にはレーベルのロゴと品番
【裏ジャケ】
裏ジャケも表ジャケと全く同じデザインだ
写真は右上部分の拡大
判別法としては上記写真のように表ジャケが折りたたまれている方が裏側になる
バンドのメンバーの名前やその他の情報も一切ない無愛想なものだが、マイナーな音源にはこの手の類が多く、探究心の強いマニアを泣かせる一要因となる
【レーベル面】
Krak!レーベルの標準的なラベルだ
上部にはレーベルのロゴ
センターホール左側にはステレオと「BIEM」や「ncb」等の権利関係の表記
右側には品番と「MADE IN FINLAND」の表記
下部には曲タイトル。Google翻訳によると「I wanna live」という意味らしい
1986年のリリースということがわかる。それと恐らくメンバー又は関係者にMika Kansikasという人物がいるとの推測が出来る
Acceptに影響を受けたような正統派の欧州メタルで、フィンランドらしく泥臭く埃っぽさを感じさせるミッドテンポの曲だ
曲間に出てくるIan Gillan的なシャウトが微笑ましい
下部のアップ。権利関係の文言もこれで判別していただけるであろう
B面もA面と同じデザインだ
上部にロゴ
左側にはステレオと権利関連の表記
右側には品番と生産国の表記
下部には曲のクレジット。同じくGoogle翻訳によると「Last Night」とのことらしい
こちらの曲のクレジットには多数の名前が連なっている。これらの人物がメンバー又はその関係者の名前ではないかと推測される。このシングルから得られる数少ない人的情報である
こちらもAcceptに影響をうけたと思われるアップテンポな欧州メタルで完成度は高い
マニアとしてはこちらの曲のほうが琴線に触れる部分が多いのではないだろうか
下部の権利関連の文言
今はネットで大体の情報をつかめるようになったのだが、こういった情報の殆ど無いバンドの作品に出会った場合、昔のコレクターは記載されている人物の名前を出来るだけ記憶し、他のバンドの作品などにこれらの名前に近い人名を見つけるや紐付けられないか出身地域やリリース年代等を照らし合わせ調査し、パズルのような断片情報を一つ一つ丁寧にまとめていくという地道な作業を繰り返していたのである
特にスウェーデンのバンドのメンバー等は似たような人名が非常に多く、こういった作業に大変苦労したものだ
さて、前述の通り正体不明の幻の作品/バンドの希少盤として扱われてきた本作であるが、何とバンドが奇跡の復活を果たし、何枚か新作をリリースしているとの情報が伝わっている
このシングルの評判や人気が元メンバーに再結成を決心させたのかどうかはわからないが、何れにしろリリースから何年も掛かって幻の紐が解けてくるのは感慨深い
詳しい事はオフィシャル・サイトを参照されたい
このシングルの評判や人気が元メンバーに再結成を決心させたのかどうかはわからないが、何れにしろリリースから何年も掛かって幻の紐が解けてくるのは感慨深い
詳しい事はオフィシャル・サイトを参照されたい