ベルベット・ヴォイス対ハスキー・ヴォイス ~ 女性ボーカルの対決レコード
スタッフの河野です。
素敵な歌声の二人、ナット・キング・コールとペギー・リーが収録されたレコードです。
ちょっと一枚目まぶしい写真になってしまいました。
表にはナット・キング・コール、そして裏にはペギー・リーです。
私、ペギー・リーの歌声お気に入りなので、このアルバムもなんとなく気になりつつ作業していました。
そして目に入ってきたライナーのタイトル。
ベルベット・ヴォイス対ハスキー・ヴォイス・・・?
えっ、コレ何のレコードだっけ? と再度ジャケを見直してしまいました。
何か面白いタイトルが付いていますね。
ジャケに書いてあるタイトルは Great Charms of Nat King Cole & Peggy Lee ですが、急にイメージの違うタイトルが出てきてビックリです。
何勝手に対決させちゃってんだろ、とか一瞬思いましたが、解説を読んだところ、このアルバムは日本だけで発売されたものなんですね。
邦題でこんな訳し方しちゃったというわけではないのですね。
さて、なぜ対決なのか、改めてよく見てみるとですね。
収録曲は7曲。
1面ではナット・キング・コールが、2面ではペギー・リーがそれぞれ同じ曲を同じ曲順で歌っているのです。
2人の歌声で同じ曲を聴き比べ出来てしまいます。
これは良いですね。
こういうの好きです。
ベルベット・ヴォイスとはもちろんナット・キング・コールで、ハスキー・ヴォイスがペギー・リーですよね。
ベルベット・ヴォイスは納得なんですけどね。
ハスキー・ヴォイスと聞くと、私は結構しゃがれた声を想像するのですが、ペギー・リーの歌声は、私が想像するハスキーよりも滑らかだなーと思ってしまいます。
でもよくハスキーな声だと書かれていますもんね。
サイド1のレーベル。
サイド2のレーベル。
因みに盤は赤盤です。
2曲目の The Girl from Ipanema は、2面では The Boy from Ipanema となっています。
昔って曲をカヴァーする際に、歌い手によってちゃんと歌詞の男女を置き換えていることが多いですね。
今ではそういうのは少ない気がするので、面白いです。
1曲目の LOVE とかナット・キング・コールが歌っているものがかなり耳に馴染んでいるのですが、今回初めてペギー・リーのを聴きましたが、こちらも素敵です。
アレンジの違い等もありますが、2人ともそれぞれ自分のオリジナル曲のように歌いこなして、どの曲もガラッと雰囲気が変わりますね。
どちらも素敵な歌声で、このアルバム気持ち良く聴けそうです。
ナット・キング・コール&ペギー・リー | ベルベット・ヴォイス対ハスキー・ヴォイス