エマーソン・レイク&パーマーとキング・クリムゾンのベスト・アルバムをジャケ比較
スタッフの河野です。
先日、某CDショップをウロウロしていた時のことです。
店内をぐるぐる見て回っていると、突然何かを見つけてテンションがあがったと思われる、ドイツ語らしき言葉を喋る男性二人組がやって来ました。
何だ?と思ったら、その二人は丁度私の側の棚に有ったディープ・パープルを見つけてやって来たのでした。
隣の棚を見ているフリをして、二人の会話に耳を澄ましてみましたが、まぁ、わかりません。
聞き取れたのは、連呼している ”Deep Purple” の単語のみでした。
ディープ・パープルならどこでも手に入りそうなのにな、なんて思いましたが、日本盤が目当てだったのでしょうか?
そうしていると、片方の人が何かを掴んでレジへ向かったので、顔を上げてその後ろ姿を確認してみると、まさにハードロックのアーティストのような、ウェーブなロングヘアーをしていました。
長年の熱烈なファンかもしれません。
残ったもう片方の人は、まだライヴDVDを一枚一枚確認していました。
当店の海外のお客様もこんな感じなのかもしれないな、とその二人を見て感じた出来事でした。
では、今日のレコードです。
コチラも音楽を楽しんでそうな人達です。
『The Best of Emerson Lake & Palmer』 のレコード。
浮世絵の中にレコードが存在しています。
ベスト盤ということで、浮世絵の人達が手にしているのは歴代のEL&Pのレコードですね。
この人達がどんな顔してこの音楽を聴くんだろうかと、想像するとちょっと面白いジャケです。
私はこの裏ジャケが好きですね。
浮世絵の雰囲気が消えてますが。
日本から海を渡り、レコードが様々な国でやりとりされ、そして一旦タイムスリップし?、さらに宇宙へ飛び出し、最後には無事日本に帰ってくるという。
場所も時代も越えまくってます。
それだけ広く愛されるということが言いたいのでしょうか。
それにしても、ベストなのに9曲というのは物足りない気もしますね。
そもそもベストにまとめ上げるというのがなかなか難しそうなジャンルです。
さらにもう一枚、プログレのベスト盤を見つけました。
『The Young Person's Guide to King Crimson』。
やはりこういうのは、初心者が入り口として聴くのが正解なのですね。
因みに邦題は 『新世代への啓示』 という壮大なタイトルですね。
原題よりも重々しくなっているような気もします。
これも私は裏ジャケのほうが良いです。
コチラのほうがキング・クリムゾンのイメージに合ってるような気がします。
そして見開きには歴代のレコードのジャケが。
こういうディスコグラフィー的な、ジャケが並んでいるものは見ていて楽しいです。
どれも個性的すぎますね。
インパクト有ります。
エマーソン・レイク&パーマー|the best of emerson lake & palmer
キング・クリムゾン | 新世代への啓示