フローレンス・フォスター・ジェンキンス「超絶音痴!!!!人間の声の栄光????/RVC-2200」
スタッフの河野です。
帯のタイトルが目を引きますよねー、コレ。
『The Glory (????) of the Human Voice』
音痴って。
いいんですか、そんな堂々と。
原題はそこまで言ってませんよ?
確かにクエスチョンいっぱいついてますが。
さて、このレコード初めて見たんですが、こんなこと書いてるから何かのコメディーかと思いました。
しかし収録曲を見ると真面目っぽいし、何なんだコレ?と裏の解説を読むとまた皮肉っぽく書いてるし。
こうなれば聴いてみるしかないと、レコードをかけて、数十秒、、、理解しました。
なるほど。
そうでしたか・・・。
何も知らず、まともな歌を期待して買ってしまうとビックリするでしょうねー。
帯の言葉はその為に必要だったのかもしれません。
聴いていて何の曲か判らなくても明らかに、あー、外してるなぁ・・・。という感じなのですが、何の曲か判った瞬間、ちょっと笑いました。
いや、私も他人のこと言える立場ではないんですが。
それでもコレが堂々とレコードになっている、しかも何度か再発されているらしいという。
耳障りという程でもなく、ちょっと面白いところが人気のポイントですかね?
物凄いです。
Florence Foster Jenkins
コチラがその歌声の持ち主ですね。
また衣装まで物凄い。
やはり酷評も受けたそうですが、この方はそんなのモノともせず、いたって真面目に、自信満々に歌っていたようですね。
そういう姿勢もきっと当時のニューヨークでウケた理由の一つかもしれませんね。
それにしても、歌手としてこうやって自分の音源が長年にわたって残っていくのは嬉しいことだと思いますが、こんなタイトルをつけられるなんて予想したでしょうか。
音痴なんて書かれるのはやはり心外なのでしょうか。
改めて『夜の女王のアリア』を聴いてみたのですが、曲の前半で外してた音が後半で急に合うなんてことも有って、自分でも音が外れているの分かってるんじゃないか、なんて思えたりもするのですが。
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