ペギー・リー ~ ジャニー・ギターと終着駅のシングル盤・サウンドトラック
スタッフの河野です。
またしても、素敵な歌声に遭遇してしまいました。
先日試聴したレコード。
ペギー・リーの Johnny Guitar と Autumn in Rome の2曲が収録されています。
非常にカッコイイ歌声です。
どちらもそれぞれ映画の主題歌で、大ヒットした曲なのですね。
私はどちらの映画も観たことがないのですが、音楽を知って気になり始めました。
まずはA面の Johnny Guitar から。
こちらは映画 『大砂塵/Johnny Guitar』 の主題歌で、ジャケの写真はその一場面のようです。
アメリカの西部劇で、タイトルの Johnny Guitar とは主人公の名前だそうです。
邦題の”大砂塵”って原題とはあまり関係なさそうですが、西部劇のイメージにはピッタリですね。
曲が悲しげなメロディーで、歌声も合わせて何かジーンとくるので、
こんなの劇中で流れてきちゃったら絶対泣くだろう、と思ったのですが、
軽くあらすじを読んでみたところ、どうやら悲しいストーリーではない模様。
どんな感じでこの音楽は流れるんでしょう?
曲を聞いて浮かんだイメージは、完全に別れで終わる結末だったのですが。
それくらい切ない雰囲気の曲でした。
しかし一度聞くとハマってしまうメロディーですね。
作業中に色々と映画のサントラを聞く機会が有りますが、観たことない映画でも、この音楽はどういうシーンだろうなんて勝手な想像を働かせつつ聞くのが、サントラの楽しいところです。
曲のタイトルは Johnny Guitar/ジャニー・ギターとなっていて、以前も同じようなこと書いたのですが、”Johnny” が今では ”ジョニー” となるところが、”ジャニー” となっています。
しかし、ジャニーのほうが英語の発音に近くて正しいような気がしますよね。
いつの間にジョニーと読むように変化してしまったんでしょう?
続いてB面の Autumn in Rome です。
アメリカとイタリアの合作映画の 『終着駅/Stazione Termini』 の主題歌だそうです。
英題だと ”Terminal Station” ということで、邦題と変わらないタイトルですが、この映画は原題通り、ローマのテルミニ駅が舞台のようです。
なので、曲のタイトルも Autumn in Rome なのですかね。
検索してみると、この曲の邦題が ”終着駅” と書かれているのも ”ローマの秋” と書かれているのも両方出てくるのですが、どっちなんでしょう?
ちなみにこのレコードだと終着駅としか書かれていません。
映画 『終着駅』 はあらすじを読んだところ、別れで終わる悲しめのストーリーなようです。
こちらは、ストーリーと音楽に泣かされそうです。
この映画の監督の、ヴィットリオ・デ・シーカ、『ひまわり』 の監督なんですね。
映画 『ひまわり』 も先に音楽を知って、すごい良い曲だなーと思っていたところ、映画の主題歌だと気づき、それからずっと観たいと思いつつ、何年も経ってしまい今に至ります。
映画観てないにも関わらずサントラのCD購入して聴いています。
これを機にどちらもますます観たくなってきました。
50年代頃の映画において、映画よりも音楽を先に知って、音楽がきっかけで映画を観てみたくなることが多いです。
それだけ有名で今でもどこかで使われてよく耳にしたり、良い音楽が多いということなのかもしれませんね。
もしくは、ただ単に私の好みかもしれませんが。
それにしても、ペギー・リーもこれからお気に入りのアーティストになりそうです。
今回の2曲の雰囲気がかなり好きですが、今、手元にそれらを聴けるものが何もないので、とりあえずこの2曲を気の済むまで聴きたい、という感じです。
ジャケ違い