小澤征爾 チャイコフスキー・プロコフィエフ・ベルリオーズ:「ロメオとジュリエット」 20MG0190
スタッフの河野です。
小澤征爾さん指揮、ロメオとジュリエットのレコードです。
コチラは、
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
という3人の作曲家、それぞれの「ロメオとジュリエット」がまとめられた、ちょっと面白い作りのレコードですね。
小澤征爾さんのアイディアだったと書かれています。
こういう聴き比べも面白いのかもしれないですね。
少し前にこの本を読んで、
丁度、小澤さんの存在が気になっていたところだったのです。
村上さんが小澤さんにインタビューを行っているのですが、クラシックのレコードを聴きながら、その曲や演奏に関する質問をされています。
例えば、同じ曲を指揮者や演奏者違いで聴き比べたり、小澤さん指揮の演奏を年代別に聴き比べたり。
カラヤンやバーンスタインなど、小澤さんが関わってきた指揮者や演奏家の話も面白いですね。
インタビューであり、対談のようでもあります。
村上さんの音楽の聴き方がとても深いので、だからこそ小澤さんから引き出せた話なのかもなーなんて思ったりします。
クラシックはこうやって聴くのかと、私にとっては一つのお手本になりました。
小澤さんの人柄が素敵で、さらに興味が湧いたので、本屋に行って何かないかと思って、コチラを見つけてきました。
1961年、当時26歳の小澤さんによって書かれた本です。
その2年前に一人ヨーロッパへ旅立ち、ニューヨーク・フィルハーモニーの副指揮者となって凱旋帰国するまでのことが記されています。
旅行記としても楽しめそうです。
まず海外に行くことがなかなか難しかった時代で、今とは全く違う状況や行動力にも驚きます。
そんな大変困難そうな状況ではあるのですが、読んでいる限りではいとも簡単にコンクールで優勝して世界的な指揮者への道をあっという間に登り詰めていったかのように見えます。
小澤さんの実力も凄かったんだと思いますが、あまりにあっさり書かれているので何か驚きます。
今の私と同い年なんですが、成し遂げた事の大きさにちょっと溜め息出てきます。
偶然ですが、本の表紙と同じポーズをしているように見えます。
クラシックってどこから聴き始めればいいのかと思っていたのですが、少し取っ掛かりができたような気がします。