ミカドのレコード ~ ピエールとジルのレコジャケ
スタッフの河野です。
綺麗なジャケです。
春らしい雰囲気がいいですねー。
この色合い好きです。
写真では見えにくいですが、帯のところに ”フレンチな愛らしさ” なんて書いてあるので、
フレンチ・ポップかシャンソン? と、まずは思ったのですが、
次の瞬間 ”Executive Producer Haruomi Hosono” という文字が目に飛び込んできて、
あれ、J-POPなの? と思いきや、
インサートにはフランス語の歌詞。
一体何だこれは?
数秒の間に頭の中で行ったり来たりしました。
そして、ソロアーティストかと思いきや・・・
裏ジャケにもうひとかた居ました。
表ジャケのかたはパスカル・ボレル/Pascale Borel そして、裏ジャケのかたはグレゴリー・チェルキンスキー/Gregory Czerkinsky という二人組のユニットだそうです。
フランス出身の2人ですが、細野晴臣とテイチクが設立したノン・スタンダード・レーベルから85年にこのアルバムをリリースした、ということだそうです。
ライナーにもっと詳しいこと書いてありそうだったんですが、ゆっくり読む余裕が無かったもので。
海外のアーティストをプロデュースしちゃうなんてすごいですね。
数曲、軽く聴いてみましたが、明るい雰囲気はジャケの通りかもしれません。
歌声は女性ボーカルで、穏やかなシャンソンな感じですが、それが電子音楽の上に乗っかってます。
”テクノ・ポップ・ユニット” だそうです。
そして、この美しいジャケ。
ピエールとジル/Pierre et Gilles という方々によるものらしいのですが、このミカドについて調べている最中に偶然知ったことです。
以前、というかほんの少し前にブログに載せた、サンディー&サンセッツのララララ・ラブ。
下の写真、早くも再登場ですが。
そして撮り方もワンパターンだな・・・。
こちらのジャケも同じ、ピエールとジルの作品でした。
ピエールが撮った写真をジルが加工する、という手法でこんな独特な雰囲気の作品になるんだそうです。
CGで描いた人間みたいだなぁ、と思っていたのですが、そういうことだったんですね。
肌のツヤツヤ感が何とも言えないというか。
不思議な質感を感じます。
何か写真とも呼びづらいし、絵とも呼びづらい気がします。
しかし、どちらも見入ってしまう作品です。
わたしは、ミカドのほうが好みですね。
ピエールとジル、写真集も出てるみたいなので、非常に見てみたいです。